「ベトナム縦断紀行 最終回:道の先へ 旅人兼バイク乗りJOH」

バイク
■最終回:道の先へ

皆さん、シンチャオ。
旅人兼バイク乗りのジョーです。

前回 この度のベトナムでのバイク旅の当初の最終目的地であるサパに辿り着いたわたくし。
しかし、あと少し時間に余裕があった為 ある場所へも天候と道路状況次第で行くことにしていました。

その場所とはハザーン(ハジャン)
ここ数年で知名度を一気に上げたベトナム北部の観光地で、縦断の間も現地人や欧米のバイク旅の方々(なんちゃってバイカーも含む)からお勧めを受けておりました。

サパから東回りでハノイへ戻ることを考えれば、絶望的に遠くはなく、同じ道を引き返すことを好まない自分には好ましいサブプラン。

雨の中 サパからラオカイまで引き返し、元来た70号線(AH14)を約80キロくらい戻り、そこから276号線へ入り、国道2号線を目指します。

運がいいことに276号線へ入る頃に雨は止みましたが、276号線の途中から道が荒れ出します。
舗装路の良い道が十数キロ続いたかと思えば、その先に悪路が数キロ待ち構えているというパターンの繰り返しで流石に辟易。

路面が良くなる2号線へ抜けるまで、かなり時間を取られ、予定調和とはいかず、ハザーン市内に到着した際には夜の帳がおりかかっていました。

※基本 国道は番号が若い順に主要幹線となる為 番号が若い程 状態が良い道が多い傾向がある。

本当はその日の午後からハザーンでの走行を始めるつもりでしたが、翌朝からの半日のみでハザーンを走ることに。

翌日 早朝に起床し、荷物をホテルに預け、相棒と共に出発。
ハザーン走行のメインは、4号線をベトナム最北端へ抜けるルートで、走破するには2、3日の時間を要すということにて、今回はハザーンがどういうところか下見をする程度に予定は変更へ。

結局 最初の峠を登った先が完全に霧にてホワイトアウトしていたので、早々にその道の先へ進むことを打ち切りましたが、その峠から見る景色でもハザーンの素晴らしさは伝わってきましたね。

回りからは、その道の先へ進めば、もっと素晴らしいものが見れるとの情報もありましたが、ベトナムに「最北端 未走破」という宿題を残していくのも悪くないかな?
と今回は時間の都合もあり、潔く断念する決断を下します。

※因みにベトナム最南端のカマウ岬までの道は走破済み。

その場所へ、その国へ、「また来たい」と思えるように旅先で全てをやり尽くさないというのも私なりの旅の流儀なもので。

ということで、その日の内に国道2号線にてハザーンからハノイまでの約300キロ弱を走行し、この旅を無事に怪我や事故なく終えることが出来ました。

道は国家の威信をかけた壮大な建造物です。
そこには国の状態や意志が垣間見れたりします。

国が見せたいもの、その反対に見せたくないものも玉石混淆にて道の上には存在しています。
それらを自身というフィルターを通し、能動的にフィードバックを得ることが道ゆく旅の醍醐味かと認識しています。

バイクでの旅は、雨が降れば濡れ、日が照れば焼かれ、持てる荷物も限定される。
便利とは程遠い環境で、事故や怪我などリスクも高い手段です。

けれども、バイク旅は自由度が高く五感をフルに使い不便さを克服する為に考え抜くという魅力があります。

逆説的ではありますが、この便利過ぎる日本の現代社会において、不便を味合うというのは最早 贅沢だったりするのやもしれません。

便利な日常を離れて、非日常にて自分を磨くという選択肢が自身の人生のステップアップやネクストステージへ繋がる可能性もあるのではないでしょうか。

旅へ出て、自分探しは必要ありません。自分は探さなくとも常にあなたと共に存在しています。
その本来の自分に戻るべく、自分を磨くという行為にこそ意味があり、旅というものはそのファクターとして好ましいと個人的には考えています。

さあ、わたくしのようにバイクという手段ではなくとも、ご自身に合ったスタイルで、あなただけのベトナムを見つける旅へ出かけてみませんか?
そのお手伝いやサポートをEZ STAY Saigon(ホーチミン)EZ STAY Hanoi(ハノイ)にて行わさせていただければ幸いです。

これまでの全十二回 拙い文章にお付き合いいただき、ありがとうございました。
ベトナム及びバイク旅の魅力が少しでもご拝読いただいた方々に伝わっていれば嬉しく思います。

 

これからもわたくしジョーは、旅人兼バイク乗り(JOURNEY MAN)という名の下に世界のどこかをバイクで道の先を目指して旅していくことでしょう。

いつか道ゆく旅の先で、旅人のあなたにお会いできることを楽しみにしています。
その時は、是非 あなたのフィルターを通したこの世界やフィールドバックのお話をジョーに聞かせてください。

ではでは、その日まで、ヘンガップライ。